撮影地:八ヶ岳自然文化園まるやち湖駐車場 気温:1.9〜-4.6度 湿度:90%以上
Explore Scientific FCD100 model 127mm/F7.5 + レデューサー×0.7 + D5300HKIR改 & ガイド鏡 BORG 60n
Advanted VX + M-GEN100GSS
日没後は快晴だったが薄明終了あたりで曇り、なんとか撮影ができるようになったのは23時過ぎだった。細かな雲の動きがかなりあり、撮りだめることが難しかった。結果、「球状星団祭」のようなことに。
1)おとめ座 M104 ソンブレロ星雲
iso2500, 180sec.×1
満足に撮れたのは1コマだけだったが、まあまあの写りか。
2)へび座 M5 球状星団
iso2500, 180sec.×1
さすがに5.65等級あるので大きく写った。
3)ヘルクレス座 M92 球状星団
iso2500, 180sec.×1
タイプIVで、M5よりも星の密度は高い。
4)ヘルクレス座 M13 球状星団
iso2500, 180sec.×1
何度も撮っている対象だが、処理の際に色を強調してみたところ、黄色い星だけでなく青い細かな星がかなりあぶり出された。
5)うみへび座 M68 球状星団
iso2500, 180sec.×1
からす座の南側にあるため透明度が悪いなかでの撮影となったが、中心部まで星に分解された様子を写せた。撮影中、駐車場に入ってきた車のヘッドライトの影響で、画像の一部が赤くかぶってしまった。
6)おとめ座 M61 銀河 SABbc
iso2500, 180sec.×1
腕の状態がわかる。次はじっくりと撮りだめたいところ。
7)おとめ座 M49 銀河 E2
iso2500, 180sec.×1
なんのおもしろみのない楕円銀河だが、まだ撮ったことがなかったので。
8)おとめ座 M90 銀河 SABab
iso2500, 180sec.×1
ちょっとズレたところに導入された結果、近くにあるM91も入った。
9)おとめ座 M58 銀河 SABb
iso2500, 180sec.×1
大きな腕は認識できる。コマの下の方にはNGC4568/4567シャム双生児銀河も入った。
10)しし座 NGC3842周辺のしし座銀河団 Abell 1367
iso2500, 240sec.×1
18等級まで写っているので、約3億光年彼方の膨大な銀河が写った。
11)おとめ座 M59 銀河 E5 と M60 銀河 E2
iso2500, 180sec.×1
マーカリアン・チェーンから数度ほど離れたところにある。
12)おとめ座 M59 銀河 E5 と M60 銀河 E2
iso2500, 180sec.×1
マーカリアン・チェーンからややM59寄りにある。
13)おとめ座 NGC4438 Eyes Galaxy を中心としたマーカリアン・チェーン
iso2500, 229sec.×1
ガイド星が雲で lost してしまったので中途半端な露出時間となってしまった。
14)へびつかい座 IC4603 反射星雲
iso2500, 120sec.×10, ダーク×5, DSSでスタック処理
ρ Oph 周辺にある反射星雲は夏の風物詩ともいうべき天体だが、早くも撮れる時期になった。
15)りょうけん座 M3 球状星団
iso2500, 180sec.×1
オートガイドでちゃんと撮ったのは初めてかも。
16)さそり座 M4 球状星団
iso2500, 180sec.×1
これまたまともに撮ったのは初めてかもしれない。低密度なので中心部まで星に分解されている。
17)かみのけ座 M53 球状星団
iso2500, 180sec.×1
M68とおなじぐらいの明るさ・大きさだが、空高くにあった分だけクリアに写った。
18)へびつかい座 M107 球状星団
iso2500, 180sec.×1
球状星団祭の締めくくりとなった。ほかの天体よりも暗いので、もうちょっと露出したほうがよかったかも。