2018.3.12 天体撮影ノート

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

撮影地:八ヶ岳自然文化園まるやち湖駐車場 気温:-1.8〜-4.5度 湿度:64〜80%

BORG 55FL & reducer 7880 + D810A & ガイド鏡 BORG 76ED
Advanted VX + M-GEN100GSS

透明度はいまひとつで、ぎょしゃ座付近の天の川がかろうじて見える程度だった。22時ごろに最低気温となってから暖かい空気が入ってきたようだった。

1)ぎょしゃ座 HR1779付近
iso2500, 180sec.×21, ダーク×5, バイアス×20, DSS でスタック処理
F3.6という明るい光学系なので iso1600 で撮りだめしてもよかった。スケアリングが少し狂っていたのか、対角で収差の違いが生じている。上端にある小さな赤い斑点がSh2-235、その周辺の淡い赤い星雲がSh2-233、画面上側の小さくて明るい星団がM36、その右下にある星団がM38、M36の下にある小さな赤い星雲がNGC1931、その下にあるもう少し大きな赤い星雲がIC417、その左下のあるやや大きな赤い星雲がIC410、下端にある大きな星雲がIC405まがたま星雲だが、ほんとに賑やかな領域で、fl=200mmにはぴったりな対象だ。

2018.3.12a_ぎょしゃ座領域.JPG

2)おうし座Sh2-240レムナント
iso1600, 180sec.×5, ダーク×5, バイアス×20, DSS でスタック処理
とにかく暗い対象なので、F3.9でどのぐらい写るかの実験みたいなもの。5コマではこの程度だろう。

2018.3.12b_sh2-240.JPG

3)Sh2-296 カモメ星雲とその周辺
iso1600, 180sec.×10, ダーク×5, バイアス×20, DSS でスタック処理
ようやくまともに撮る機会を得られた。

2018.3.12c_かもめ星雲領域.JPG

4)バラ星雲南側の領域
iso1600, 180sec.×7, ダーク×6, バイアス×20, DSS でスタック処理
バラ星雲の南側にあるNGC2262を中心に、Sh2-280, 282, 284 を中心に狙ったが、すでに空低くなってしまい、露出が足りなかった

2018.3.12d_バラ星雲南領域.JPG

5)かに座 M44プレセペ
iso1600, 180sec.×1
とにかく暗い対象なので、F3.9でどのぐらい写るかの実験みたいなもの。5コマではこの程度だろう。

2)おうし座Sh2-240レムナント
iso1600, 180sec.×5, ダーク×5, バイアス×20, DSS でスタック処理
星像の確認用に撮った1コマだが、fl=200mmでもまだちょっと長すぎ

2018.3.12e_M44.JPG