撮影地:八ヶ岳自然文化園まるやち湖駐車場 気温:18.5〜16度 湿度:85〜99%
Nikon D810A + TAMRON A007N 24-70mm F2.8 + スカイメモS
Explore Scientific FCD100 127mm/F7.5 + D5300改
Advanced VX + M-GEN100GSS
望遠鏡で直焦点撮影をするかたわら、D810Aで天の川などの撮影を平行しておこなった。日中は快晴だったが、薄明が終わったころから細かな雲が発生し、広い領域での撮影には雲が邪魔をする構図となってしまった。
1)いて座〜わし座銀河:24mm/F4, iso3200, 60sec.
時期と月齢から考えると、こういう構図の写真を撮れるのは今シーズでは最後かも。細かな雲が邪魔をしている形だが、むしろこの夏らしさが表れているかも。
2)夏の大三角形付近の銀河:24mm/F4, iso3200, 60sec.
定番的な構図、これも細かな雲がひっかかった。
3)へび座 M16 わし星雲:iso3200, 120sec.×3、 ダーク×1、DSSでスタック
fl=952mm + APS-Cフォーマットには手頃な対象だが、暗黒部のディテールを出すには3コマはさすがに少なすぎた。
4)こぎつね座 M27 亜鈴状星雲:iso3200, 120sec.×5 + ダーク×1、DSSでスタック
明るい惑星状星雲なので、この露出でもフィラメント部分が十分に写る。
5)はくちょう座クレセント星雲(NGC6888, C27):iso3200, 120sec.×10 + ダーク×1、DSSでスタック
三日月部分は10コマのスタックでも出るが、内部のディテールを出すには30コマぐらい必要か。
6)こと座 M57 環状星雲:iso3200, 120sec.×2
これは単体の画像だが中心星まで楽々写っている。ES-FCD100 の光学系の良さがわかる
7)ヘルクレス座 M92 球状星団:iso3200, 120sec.×1
バックラッシュが起きたのか星象がダルマ状態になってしまった。
8)りゅう座キャッツアイ星雲(NGC6543, C6):iso3200, 120sec.
この小さな対象に ES-FCD 127mm では力不足だが、IC4677 と NGC6552 まで写っていて驚いた。NGC6552 は太陽系から3億9,000万光年先にある銀河宇宙。
9)はくちょう座網状星雲(NGC6974):iso3200, 120sec.×3 + ダーク×1、DSSでスタック
明るい西側と違って、この部分を撮るには露出が足りなかった。西側部分(C34)も端っこだけ入った
10)はくちょう座網状星雲東側(NGC6992, C35):iso3200, 120sec.×5 + ダーク×1、DSSでスタック
位置がちょっとズレてしまったがクリアに写った。